今月のクイズ(2022年12月)の正解は③「王様の口をくるみでふさいで物を言えなくしたかったから」でした。
理由については書籍「ドイツ・クリスマスの旅」(文・写真 谷中 央+長橋由理/東京書籍)が詳しいので下記に引用させていただきます。
「バレエや童話の中のクルミ割り人形は、実用いっぽうの不細工なものでたいへん不器量なもの、とされているが、もともとクルミ割り人形は不器量に作ってあるらしい。というのも、いまから200年ほど前、苛酷な税金を取り立てる代官や、厳しい仕事を強いる鉱山の監督官、威張り散らしている王様や兵隊たち、警官、といった権威をかさに着ている人に、何か固いものを噛ませてやれ、そしてそのうるさい口を封じてしまえ、という貧しい村人たちの思いつきから、生まれてきたものだからである。」(113〜114ページより引用)
なんと、王様モチーフが多いくるみ割り人形にはこのような背景があったんですね!この豆知識があれば、今日から皆さんも木のおもちゃ通になれるかもしれません(笑)
当時の村人の気持ちになって、くるみ割り人形にくるみならぬ、木玉を噛ませてみました。
んががが・・・物が言えぬ!