11月のおすすめ絵本
みなさん、ピーターラビットはご存知ですか?
いたずら好きで好奇心旺盛なうさぎのピーターラビット。
絵本「ピーターラビットのおはなし」は、5歳の子どもに宛てた絵手紙がきっかけで生まれ、その後次々とお話が出版されていきます。
今年は、ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの生誕150周年になるそうです。国内の5つの会場で順次『ピーターラビット展』が開催されており、この時期は福岡の県立美術館でご覧いただけます。(〜12月11日(日)迄開催)
11月のおすすめ絵本はこれにちなみまして、ピーターラビットシリーズの中でもより幼い子ども向け(3歳ころから)に創作された3冊を紹介します。
「こわいわるいうさぎのおはなし」
ビアトリクス・ポター さく・え
いしいももこ やく 700円+税
福音館書店
わるいうさぎが いいうさぎの人参を黙ってとってしまいます。そこへ猟師がやってきて鉄砲をかまえてずどん。
わるいうさぎではあるけれど……ほっと胸をなでおろす終わり方です。
このお話は、「ピーターラビットはいい子すぎるから、本当に悪いうさぎの話が読みたい」という子どもの願いに応えて創作されました。(表紙カバーそでの文中より)
「モペットちゃんのおはなし」
ビアトリクス・ポター さく・え
いしいももこ やく 700円+税
福音館書店
子猫のモペットちゃんは、ねずみにからかわれるので仕返しをしようと考えます。うまくいったと思ったら…。
モペットちゃんの愛嬌のある表情が微笑ましい絵本です。
「ずるいねこのおはなし」
ビアトリクス・ポター さく・え
まさきるりこ やく 700円+税
福音館書店
お茶によばれたねずみさん。でも自分が食べられるとわかると、すきを見て反撃します。
それぞれのその後まで描かれて、一件落着です。