1月のおすすめ絵本
福音館書店から出版されている日本傑作絵本シリーズの一冊です。
同じ音が多く使われていて、まるで早口言葉のように何度も言ってみたくなります。
例えば「やんまにがした ぐんまのとんま〜」、ここでは「ま」が沢山でてきて、調子よく読むことができます。
また、聞く側も思わず繰り返し言ってみたくなるものばかりです。
3才からのおすすめとなっているように、意味がわからないことは問題ではなく、音のリズムを楽しんだり、いつの間にか口ずさんだりして、ことばであそぼうという絵本です。
また、この絵本は字も絵も手描きでとても魅力的です。
使われている色は原色ではなく、朱色や翡翠(ひすい)のような和の色が用いられています。
表紙には、動物たちが剣玉や太鼓、独楽など日本の伝統的な玩具を手に私たちを待っています。
さあ、あなたはどの詩が気になりますか。
「ことばあそびうた」
谷川俊太郎 詩
瀬川康男 絵
福音館書店 刊
3才〜 1000円+税