4月のおすすめ絵本
ひとまねこざるの絵本、第二弾です。
動物園に住んでいたじょーじは、逃げ出して外の世界へと飛び出します。
好奇心のままに動いてしまうので、起こすつもりのないトラブルに次々と出合います。
まわりの大人たちは、そのたびに振り回されてしまいますが、どの人も出来事を前向きにとらえ見守ります。
大事件になり、新聞に載ってしまったじょーじを見つけた仲良しの黄色い帽子のおじさんは、じょーじを迎えに行き、じょーじの映画に出演させるのでした。
じょーじは今や映画俳優です。
子どもたちにとって、じょーじはきっと羨望の的でしょう。
なぜなら、自分がしてみたくても出来ないことを、次々とやってのけるからです。
例えば、バスの屋根の上に乗るだとか、高層マンションの窓ガラスを、飛び移りながら拭くだとか・・・。
また反対に、じょーじが何か困ったことになった時は、一緒になってハラハラドキドキすることでしょう。
気の向くままに自分の好きなことをしているじょーじを、ぜひ大型の絵本で楽しんでください。
「大型絵本 ひとまねこざる」
H.A.レイ 文・絵
光吉夏弥 訳
岩波書店 1,300円+税 4・5才〜