3月のおすすめ絵本
バーニンガムのちいさいえほんシリーズとして冨山房から出版されています。
その中の一冊「ともだち」です。
文章は短く簡潔で、「楽しい」とか「嬉しい」、「悲しい」とか「寂しい」といった感情の言葉を使っていません。
ですが、行間や絵から、心の気持ちがよく伝わってきます。
いつも一緒 だけどけんかもする
けんかをしたら 嫌いになって会わない
でもいつのまにか また一緒
ともだちっていいな、と思える絵本です。
真剣に向き合っている大切な友だちだからこそ、けんかごときでは離れないのですね。
“ぼく”の「アーサー大好き!」っていう言葉が聞こえてきそうです。
対象は幼児からとなっています。
ぜひ小さなうちから手元において、ずっと心にとどめておいてほしいなと思います。
「ともだち」
ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎訳
冨山房 600円+税 幼児から