絵本との良い出会いとは?
こんにちは。スタッフの津村です。
先日、当店の催しとして定期的に開催しています「絵本を考える会」の講師の井上良子さんの書店「子どもの本や」(南区長丘)へ行ってきました。
閑静な住宅街の中に佇むそのお店は木の温もりを感じられる素朴な雰囲気。まだイムズに移転する前の西長住にあった頃のつみきやを思い出させる、子ども用の小さなドアもありました。店内に入ってみると爽やかな風がすっと身体を通り抜けるような居心地の良さを感じました。
井上さんはお子さんと絵本の出会いについてこのようにおっしゃっていました。「絵本と出会うのは2歳半くらいをお勧めします。心を動かされるもの、心の琴線に触れるものが文学。絵本も文学ですから、まだ2歳半に満たないうちに絵本を読んでも、それは感動を伴った絵本との出会いにはなりません。耳から聞こえるただの音としての出会いになってしまいます。それくらいの時期は絵本よりもたくさん実体験をすること、親が些細な出来事でも良いのでやさしく語りかけることの方が大切です」と。
では、理想的な絵本との出会いをするためにはどうすればいいのでしょうか。井上さんは「親がまず絵本を好きになること。十分に良さを知って、子どもが2歳半を迎える頃には子どもに読ませたいと思える絵本が部屋に並び、そして、それらに興味を持った子どもがいつでも選んで持って来れるような環境を整えておくこと」と言われていました。おもちゃにおいてもそうですが、やはり絵本も子どもの自主性が大事なんですね。
当店の催し「絵本を考える会」ではそんな井上さんが長年の経験から子どもにとって本当に良い絵本を毎回紹介して下さいます。
今回は「ひとまねこざる」(H.A.レイ)シリーズについてです。当日は良い絵本の選び方についてのご相談、その他絵本に関するご質問も受け付けていますので、ぜひともこの機会にご参加頂ければと思います。ご予約お待ちしております。
「絵本を考える会」6月10日(金)11時〜12時