5月のおすすめ絵本♪
この本は、オランダにとても興味をもっていた作者がご主人と、オランダをヒッチハイクした経験からうまれたものだそうです。(カバーそでの文中より)
うしのヘンドリカは、牧場の草を食べ続ける毎日にあきあきしていました。
馬のピーターから、よく行く町の様子を聞く度に「いってみたいなあ」と想いを募らせます。
ある日ヘンドリカは、美味しい草に夢中になってうんがに落ちてしまいます。
でも、流れてきた大きな箱を押しているうちにのっかってしまい、そのまま町へやってきます。
岸に上がったヘンドリカは、町のいろいろなものをみていきます。
やがて大きな広場までやってくると、そこでホフストラおじさんに出会いピーターの荷車に乗って帰っていきます。
ヘンドリカはもう牧場から出て行くことはないでしょう。
なぜならこの素敵な体験に充分満足しているようですから。
オランダの、どこまでも続く広い大地や風車、運河、町のチーズ市が描かれています。
読んでもらう子どもたちは、ヘンドリカになって知らない場所を旅することでしょう。
オランダの風景を知ることのできる絵本です。
好奇心いっぱいのヘンドリカと
オランダの町へいってみよう!
「うんがにおちたうし」
フィリス・クラシロフスキー 作
ピーター・スパイアー 絵 4才から
みなみもと ちか 訳 1200円+税
ポプラ社