6月のおすすめ絵本
子犬のアンガスは、スコッチ・テリア犬。
好奇心が旺盛で、いろんなものを知りたがります。
中でも、お隣から聞こえてくるやかましい音が一番気になっていました。
ある日のこと、ドアが開けっぱなしになっていて、革紐もなく、握っている人もいなかった時、それっと表へ飛び出します。
知りたかった庭の生垣の向こうには、2羽のあひるがいました。
さて、アンガスは、どんな行動をとったのでしょうか。
自分の知らないことを知ることは、とてもワクワクすることです。
でも時には、思いもよらないハプニングになったりもします。(このアンガスのようにね。)
おっかなびっくりの経験も、しばらくするとまた元気になって、もう一回チャレンジしてみようかなって思えるかもしれません。
そんな子どもの心の変化を、アンガスを通して上手くとらえた共感できる作品です。
※アンガスシリーズ3冊のうちの1冊目にあたります。
世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
「アンガスとあひる」
マージョリー・フラック 作・絵
瀬田貞二 訳
福音館書店
1,210円(税込)
4才〜