先月のコラムではだいぶ涼しくなってきた、と書き始めていたのですが、一気に冬になったような寒い日も出てきました。
先日、福岡市の妙泉寺というお寺で開かれたマルシェに参加してきました。面白い取り組みですが、昨年に続き2回目の参加です。
このお寺は住職さんが父の同級生というご縁で子どもの頃は、餅つきにもよく参加させてもらっていた、私にはとても懐かしい場所でもあります。
今回のマルシェでは、てっぺんプロジェクトの積み木を持って行き、一本積みチャレンジという企画をやってみました。積み木を縦方向に何本積めるのかという企画で、最高記録は8本でした。
大人の参加者の方が多かったのですが、みなさんとても面白そうに参加されていました。少しドキドキしながら挑戦されていて、子ども心に返っているような印象を持ちました。
先月のコラムでも少し触れましたが、大人が子どもの遊びに「付き合ってあげている」状態から、大人自身も楽しいと思える状態に移行することは、とても大事なことだと思っています。ささやかながら、そんな瞬間だったのではないかと思ったのです。
翻って最近の娘たちとの遊びを振り返ってみると、折り紙遊びが好きな4歳の姉から「リボン」を作ってと言われました。そこで、折り方の本を見ながら折ってあげると、2歳の妹が、私も欲しいと言います。
そんなこんなが続いて10個くらいのリボンを折っていると、もう本を見なくても折れるようになります。ここで少し気づいたのですが、折り紙って本を見ながら手順通りに折っている時の感覚と、順番を記憶していて折るときの感覚って全然違うものなのですね。
一つ一つ手順を確認しながらやっている時には感じなかった、ここが綺麗に作るポイントかな、と考えることや、時短で折っていくコツをつかむこととかも、私にはちょっとした楽しみでした。
ささやかな楽しみポイントではありますが、どうせ折るなら何か楽しみを見つけながらやれたらいいなと思います。