こんにちは、原田圭悟です。
勉強会ネタでラベンスバーガー社について話をしていましたが、色々新たに知って面白い内容でした。
・元は書店を引き継いで出版事業からスタートしたこと(だから、今もパズルとか紙系の素材のものが強いのか?)
・創業130年の超老舗企業であること
などなど、へーと思う内容でした。当店の仕入れ先であるニキティキのサイトに詳しいので、興味のある方はご覧ください。
上記ページの中で、帽子取りゲームが1927年発売とありました。もうそろそろ100年に差し掛かろうかという、歴史あるゲームなんですね。
他にも、デザインが大衆に受けるためか、可愛らしい甘いデザインになっていく傾向が残念、という内容もありました。
この点は、私も同感です。当店の手元にあるサンプルは下記のものです。ニキティキのページの写真にあるものと絵の部分は同様であることから、おそらく発売当初のデザインなのかな、と推測します。
一方、現在販売中のパッケージはこちら
この商品は大きく変わっていない方ですが、それでもよくみると少し変わってますね。好みの部分もありますが、やはり姿勢としてはあまり好ましくないように感じます。
子どもが「可愛らしい甘いデザイン」が本当に好き、というよりは、大人の方を向いている発想だと感じるからです。
おそらく、購買を決定する大人が「子どもが好きそうなデザイン」として「可愛らしい甘いデザイン」をより選ぶ傾向がある。そのため、メーカーとしては甘いデザインを採用していく。そういう流れだと思います。
幼稚園、保育園で働く先生たちに、デザイン変更が残念な方向と嘆く声が多いのは、本質的には子どもは「可愛らしい甘いデザイン」を求めているわけではないことの証左ではないかと思います。
なかなか簡単ではありませんが、子どもの遊びにとってより豊かな環境とは何か、考える視点を持っていたいな、と思います。