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コラム【原田圭悟の「子育て、日々余裕なし 」vol.16】2024年2月

コラム【原田圭悟の「子育て、日々余裕なし 」vol.16】2024年2月
最近5歳になったばかりの上の娘(かすみ)の口癖は「あと何回寝たら、〇〇?」と聞くことです。例えば、あと何回寝たら誕生日だとか、とにかく色々な事がいつ来るのか知りたいようです。

サンタさんが来た翌日に「あと何回寝たらサンタさん来る?」と聞かれたり、だいぶ先の話も多いので、親としてはとっさに答えづらい時も多いのですが、この間「桜はあと何回寝たら咲く?」と聞かれて、春ももうすぐなんだと気づかされました。

さて、かすみは誕生日に母が中国から取り寄せてくれた、ゴム紐を背負うとチョウチョの羽が生えたようになる、というなんともつみきやには絶対なさそうな飾りがお気に入りです。

それを保育園には持って行けないので、保育園に行く車で脱いで、車に置いていました。ある時、降園が同じタイミングになった保育園のお友達とそのお母さんに自慢したくなったのでしょう。

かすみは、車に飛び乗ったかと思うと、サッとゴム紐を背負ってチョウチョの羽を生やして現れました。特にお友達のお母さんに、「かわいいね」と口々に言ってもらえて、もう、その時の嬉しくて得意げな顔といったらありません。

それに味をしめたかすみは、降園の時に一緒になりそうな人を探して、自慢できるタイミングを探すようになりました。父は忙しい時間帯で他の親御さんの時間を取るのが申し訳ない気持ちや、何よりなんだか恥ずかしくて、あまり積極的にその自慢に付き合ってあげる気持ちになれませんでした。

そのまた数日後、例によって降園の時に、ターゲットを定めたかすみは、急いで車に向かいます。父は下の娘を手を引いているので、すぐに追いつけません。というか、その時点でかすみの目論みに気づいているので、頑張れば車に早く行けるのですが、あまり頑張らずに行かなかったのです。

「早く早く!」と車にたどり着いて急かす、かすみ。ようやく来た父に車を開けてもらうと、大急ぎでチョウチョの羽を背負って、よし見せようとしたところ、ターゲットのお友達の車は無情にもちょうど走り去って行きました。そんな事情知らないのだから当たり前です。

かすみは、文句を撒き散らしながら、地団駄を踏んだり、それはそれは悔しがった後、半べそをかきながら窓の外をじっと見ていました。

ことここに至って、ようやく私は自分のせこさに痛烈な反省の感情が湧いてきました。特に一生懸命準備している様子と、じわーっと滲み出してくる涙がたまりません。やりたい意思を尊重しているふりをしながら嫌な親だな、と思いました。

自慢したい気持ちを尊重するのであれば、急いで車を開けてあげればよかったし、今日はやめておこうと思えば、どんなに喚こうが、ダメだと言えばよかったのです。本当は親の自分の意思が大いに影響を受けている状況を、あたかも仕方がないように見せるなんて、なんてせこいのでしょう。

そろそろ、(もうだいぶ前から?)そんな親の見えすいた思惑にもよく気がつく年齢になりました。自分はどんな人間でありたいのか、子どもと一緒にいるとたまに背筋をピンと伸ばされます。

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