寒い日が続いています。福岡でも先日、積雪がありました。雪に慣れないこの土地では、車も雪に対する準備がなく、ほとんどの車がノロノロ運転をしていました。
さて最近、娘たち(5歳と3歳)はウォルドルフ人形で遊ぶことが増えました。私の母が体調を崩すまでは、ウォルドルフ人形の作り方を伝える講師を長くしていたため、家にはたくさんの人形があります。
母も孫が遊んでくれるのを楽しみにしていたことでしょう。ただ、どんなおもちゃもそうですが、子どもが必ず興味を引くかというとそうでもありません。
ウォルドルフ人形もそこまで遊び込む様子もないまま、傍らにいるという時期が長く続いていました。ところが、特に大きなきっかけもないまま、最近はよく遊ぶようになりました。
少しづつ大きくなってきて、娘たちだけでごっこ遊びをする時間が長くなってきたことも影響しているのかもしれません。彼女たちなりの世界観で、役目を割り振りながら、何やら話が続いている中に、ウォルドルフ人形も大活躍中です。
遊ぶ時期やあまり遊ばない時期を繰り返すことはよくあることで、お客さまにもよくそんな説明をするのですが、まさにそんなことを目の当たりにしている気持ちです。
やはり、母は自分が作った人形で孫が遊ぶのはとても嬉しいようで、どんな遊びをしているのか、よく話を聞きます。聞かれた子どもたちはすんなり答えることもありますが、子どもにとって、状況を説明するのはなかなか簡単なことではありませんね。
下の娘は、伝えたい気持ちは強いのですが、「あのね、あのね、あのね、・・・、何やったっけ・・・」みたいな調子。上の娘は、少し考えて「わからん!」みたいな返事になることもしばしば。
遊んでいる様子を見ている限り、彼女たちの中には、しっかり物語や役目があって、なかなかに面白い世界が広がっています。過去に起きたことを振り返り、伝わるように描写するということは、それはそれで大事なことでもありますが、少し違う発達の要素が求められる気がしています。