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コラム【原田圭悟の「子育て、日々余裕なし 」vol.23】2024年9月

コラム【原田圭悟の「子育て、日々余裕なし 」vol.23】2024年9月

朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきました。

暑さがひと段落すると台風もよくやってくる季節になります。

台風10号の影響でつみきやも臨時休業としましたが、休校や電車の運休など、社会全体として「休む」ことに寛容になってきた印象を持っています。これもコロナの影響かもしれません。私はとてもポジティブなことと捉えています。

さて、我が家では5歳の長女が妻の実家の中国に長期帰省をしていました。

7月の半ばに私が連れていって、親戚のお宅に預かってもらい、私だけ帰ってきて、娘は約1ヶ月半滞在していました。

中国では、親戚同士で預けあうことも多いそうで、妻は中学生の時は学校に近かった叔父さんの家に住んでいたそうです。

生活の基盤が日本にあるので、どうにか中国の文化・習慣にも触れる機会を作ろうというのが私と妻の願いでした。

楽しく過ごしてきたようで、帰ってきたら数日ほぼ中国語のみしゃべっていて、語学の面での吸収力にも驚きました。お母さんと離れての生活は寂しくならないかと、上の娘のことは心配していましたが、環境の変化にも動じず逞しくなった印象すらあります。

一方、3歳の下の娘はお母さんを独り占めできて嬉しいのかと思えば、意外とこの子の方が環境の変化に戸惑ったのか、夜泣きは再開するし、イヤイヤ期が再来したかのように些細なことでイヤイヤを大爆発させています。4人での生活に戻っても下の娘のイヤイヤは続いていて、ほとほと困り果てる時間も結構あります。最近は随分手がかからなくなっていたのだ、と逆に気付かされました。

子どもを持つ前はあまりリアルに子どものいる生活を想像していませんでしたが、ぼんやりと「のびのび過ごさせたい」とか「やりたいことをやらせてあげたい」とか、考えていました。

でも、子どもとの生活で実際に口にしていることのほとんどは「(保育園があるから、〇〇しないといけないから)早くして」とか「(これは危ないから)だめ!!」とかそんなことばっかりです。

最近の子育てに関する風潮としては、ネガティブな言葉はなるべく避けて、ポジティブな言葉がけをしようという雰囲気を感じます。
おもちゃ屋の立場というのは、どちらかというとそんな風潮を作る側にいるのだと思います。

しかし、現実にやらないといけないことも多くあるし、飴でも鞭でもとにかく思いつく限りのことはしても、子どもはどうにもならず、でもどうにかしないといけない場面の連続です。なんだか自分自身がそのギャップというか、ポジティブな世界とはかけ離れた現実に気持ちが多少落ちることもあり、その度に「そもそもポジティブにとか無理があるよなー」と思います。

先日もあまりに保育園に行くまでに時間がかかりすぎて、こちらが大爆発。妻にその話をしたら、「溜めるから大爆発になるのであって、私は小噴火でしょっちゅう怒っている」らしいです。理想も大事ですが、育児に関する話は結構べき論も多く、知らない間に何か無理のある理想を追いかけてはいないか、と考えることもあります。

まあ、なるべく自然体でいたいものです。

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