近年、社会的に発達障がいが認知され、支援しようとする動きが活発化しているように感じます。
そんな時代の潮流を感じる出来事の一つが、ここのところ、新設する福岡市内小学校の通級指導教室からのご注文が増えているということです。
そこで今日は私たちが通級指導教室の先生方におすすめしているゲームを一部ご紹介したいと思います。発達障がいのお子さんを持つ親御さんにも参考にしていただければ幸いです。
ただ、発達障がいと偏に言っても、自閉症、情緒障がい、LD、ADHD、言語障がいと様々なので、ここでご紹介するゲームはそれら特性に対し、網羅する内容ではありません。全般的なおすすめだとご理解ください。
①スティッキー (税込3,300円)
定番バランスゲーム。見ただけで何をするゲームかがわかりやすいため、ゲーム参加のハードルが低いのが良いところ。どんな特性のある子でも比較的楽しみやすいゲームなので、こちらが一つあると重宝します。基本は対戦ゲームですが、どの棒を抜いたら倒れないか、みんなで相談し合って、最後まで倒さないようにする協力ゲームとしても活用できます。
②スピードカップス(税込3,300円)
問題カードの通りに5色のカップをいち早く並べるゲーム。こちらも見た目にわかりやすいゲームなので参加のハードルは低めです。カップを並べる、積む、ベルを鳴らすといったアクション性があるので、身体を動かしたいというタイプの子にも勧められます。ただ、スピード勝負なので、ゆっくり慎重に正確に並べたい子やおっとりしている子はいつも負けてしまうという状況が生まれます。そんな時は競うのではなく、一人でじっくりチャレンジさせてあげると良いでしょう。
③さくらの大冒険(税込3,960円)
当店オリジナルの協力型ボードゲーム。ありがたいことに市内の通級指導教室でもご好評いただいています。協力ゲームなので、友達とのコミュニケーションが生まれやすく、ソーシャルスキルトレーニングにも役立ちます。こだわりが強いタイプの子はどういう順番で宝を取るのが効率的かを考えるパズルゲームとしても楽しめます。海賊カードの数を減らすなどの工夫をすれば、難易度の調整もできます。
④ハゲタカのえじき(税込1,500円)
1から15までの数字カードをせーので出して勝敗を決めるジャンケン的なカードゲーム。中学年から高学年に特におすすめ。数字が好きな子、論理的思考をしたい子におすすめです。
⑤ピクス スモールキット(税込3,520円)
ADHDの研究からフランスのメーカーOPPIが開発した新商品。シリコンでできた円錐のコーンと木製の板が特徴的です。高さ積み、造形遊び、対戦バランスゲームなどその汎用性の高さは素晴らしい!
以上、5選です。