つみきや積木の選び方
つみきやでは、様々な大きさの積木を取り扱っております。
積木は”基尺”という”基本となる尺度”をもとにして作られ、それにより大きさが変わってきます。
当店の取り扱いの中で一番大きい積木は、一辺が5cmを基準として作られたもの。
一番小さい積木では、一辺が3.3cmを基準に作られたものがあります。
それでは子どもにとって遊びやすい積木とはどんな大きさのものでしょうか?
幼児の頃は、手や指の発達がまだ途上のため、大きい積木の方がしっかり掴みやすく、また積木の面が広いため積みやすいといえます。
そのため崩れにくく、出来たことへの達成感が起こりやすいです。
やがて子どもも成長すると、手先も器用になるので繊細な積み方も心得て工夫するようになります。
その時、よりたくさんの積木を使って盛大に遊ぶでしょうから量が欲しくなります。
そこで、かさばらず量も満足いくような小さめの積木にすることで大きな作品が出来上がることでしょう。
ところが家庭においては、年齢に応じて積木を変えるということは、なかなか難しいかも知れません。
このような考えから当店では、幼児も含めて適度な大きさだと判断している4cmの積木を紹介しています。
当店のオリジナル積木の基尺は、4cmです。
当店には、デュシマ社(独)の3.3cm積木があります。
こちらは、デザイン性に優れていることを重視した積木として取り扱っております。
同じデュシマ社の積木に、3.3cmのフレーベル積木がありますが、こちらはお取り寄せになります。
デュシマ社の積木の基尺はなぜ3.3cmなのでしょうか?
それは、幼児教育の基礎となる形(幼稚園)を作り上げたフレーベル(ドイツの教育学者)氏の理念に基づいて、デュシマ社が基尺を3.3cmと決めたからです。
また、デュシマ社が子どもたちに遊ばせて実験を重ねた結果、子どもたちの手の大きさには3.3cmが一番適しているとしたからです。
また、一番小さい積木を3個並べると10cmになるようにとも作られています。
ではデュシマ社が取り入れたフレーベル氏の理念とはどういう考えなのでしょうか。
基準の寸法を決めることで、色々な形の組み合わせができ、子どもたちが統一性と多様性を発見できると考えました。
積木がきちんと揃う気持ち良さを子どもたちに体験させることは大事だと考えたのだと思います。
現在では、積木の基尺も3.3cmだけでなく、他社よりいろいろな寸法で作られています。
それぞれの基尺にも、デュシマ社のような独自の考えのもと作られていることと思います。
私どもも、積木の説明はいたしますが、どれでなければならないということはありません。
是非、保護者様ご自身が、納得し選んだ積木を皆さんで楽しんでください。