遊びとおもちゃ オーナー原田隆のお話 vol.1
幼児は起きている大半を遊んでいます。
遊びは幼児にとっては大人の仕事と同じように重要で、これなくして生きる様々なことを学ぶことができません。自然界の中で、または家の中で面白そうなものを見つけて大人が思いもしないような遊びを展開します。
道具を使わない遊びもありますが、体だけを使う遊びは稀です。一日中、走ったり、跳ねたり、腕をぐるぐる回したりという子どもがいるかもしれませんが、木登りにしても木という道具を利用して遊んでいます。道具を使うことで多種多様な遊びが可能になります。
では、身の回りのものだけではなく、おもちゃとして作られたものが必要でしょうか?
子どもは想像力が強いのでいろいろなものを違うものに見立てることができます。ただの木切れを車に見立ててブーブー言いながら、押して遊びます。
しかし車輪が付いた転がりやすい木切れだったら、もっと遊びが広がるかもしれません。転がる仕掛けが面白いおもちゃは何度も繰り返し長時間集中して遊ぶことがあります。ままごと遊びに欠かせないお料理道具などは子どもの手の大きさに合わせた安全なものが用意されています。
このようにおもちゃは遊びをより良く助けるものとして作られています。
大人が良い仕事をするために良い道具を選ぶように、また食材や絵本をこだわって選ぶように、おもちゃを選んでいただきたいです。
原田隆