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ギネス記録に挑戦!カタン発売20周年記念イベント「CATAN BIG GAME」体験記

こんにちは。スタッフの津村です。 2015年、私はドイツで開催された世界的ボードゲームの祭典「シュピール」に参加(体験記はこちら)したのですが、同会場で行われていたカタン発売20周年記念イベント「CATAN BIG GAME」にも参加しました。1000人同時にカタンを遊び、同時プレイ人数のギネス記録に挑戦するという驚きの企画です! 今回はそのイベントの体験記を紹介したいと思います。 ●「カタン」とは? カタン」(正式名称:カタンの開拓者たち)は無人島カタン島を舞台に島を開拓して資源を手に入れてポイントを稼いでいくゲーム。一番の特徴は交渉ができるところで、自分の資源と他人の資源を交渉して交換することが出来ます。サイコロによる運と実力のバランスが秀逸な傑作です。 1995年にドイツで発売され、その年の「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞。累計販売台数は業界1位の「モノポリー」に次ぐ2位で3000万台を超えています。世界20か国以上で発売されており、熱狂的な愛好者も多く、毎年世界大会も開かれるほどです。現在に続くボードゲームの隆盛は「カタン」がその先駆けであったとも言えるでしょう。作者はクラウス・トイバー氏。 ●「CATAN BIG GAME」体験記 開場を待つ参加者たち。 この巨大なカタンはなんと絨毯でできています! 開場を待つ間、ここでもゲームが行なわれていました。 ついに開場時間となり、参加者が入場。かなりの混雑具合でした。 カタンの作者、クラウス・トイバー氏のサイン会も開かれていました。 イベント開始前の会場の様子。ずらっと並ぶカタンは圧巻の光景です。 受付では「ドイツ語と英語のどちらの言語が出来るか?」を質問されました。私が「英語」と答えると、英語の大会概要とルール説明書を渡され、それから胸にイギリスの国旗のシールを貼るように言われました。カタンは交渉など会話の要素が強いため、きっとドイツ語のテーブルと英語のテーブルに分かれて座るのだろうと思いました。 しかし、スタッフは行列に並んだ順にどんどん奥の方から言語に関係なく座らせました。私のテーブルの周りはドイツ語のシールを胸に貼った人ばかり。隣の女性が「あなたはドイツ語が出来ないのなら、席を交代してほしい」と若干ムッとした様子できつい口調で私に言ってきました。確かに英語しか出来ない私がいたら、ゲームの進行に支障が出るかもしれない。だからと言って、私だって好きでこのテーブルに座ったわけではないのです。いきなりそんな言い方しなくても・・・と思いつつ、スタッフの方に席の交代が出来ないかと尋ねました。すると、「テーブルは言語に関係なく座ってもらうものです。席に戻ってください」と答えが返って来ました。もう受け入れるしかないんだ、と席に戻ると、その隣の女性はおらず、別の席に座っていました。よほど嫌だったのでしょう。 仕方がない、と覚悟を決めた私は英語の説明書を見ながら、いつもとは違うカタンのゲームシートとカードを前にどうやって遊ぶものなのだろうと必死で理解しようとしました。と言うのも、大会用ゲームの細かなルールについてはほとんど知らなかったのです。 事前に聞いていたことは通常のカタンと違い、25点先取で勝ちであるということ(通常は10点先取)。会場内で一人でも25点が出れば、その時点でゲーム終了。基本は目の前の人ととの2人プレイ。ただし、交渉は斜めを含む自分の周りの人と出来る。隣のマップの島にも開拓が可能。そうやって相互に作用し合うから、同時プレイになっている。それくらいのものでした。 各テーブルに用意されたセット。 上の写真のようなセットがテーブルに用意されていましたが、何を開封して、何を何枚使って、どう配置すればいいかも分かりませんでした。カタンに必要なサイコロも見当たりません。 幸いにも空いた隣の席には英語の参加者が座り、斜めの席にはドイツ語と英語の両方が出来る参加者がいたので、その方たちに色々と聞きました。斜めの席の方は慣れた方のようで親切に教えてくれました。そして、少しずつ理解してきたところでスタッフの方が私の肩を叩き、「英語の方はあちらに座ってください」と席を移動するように言われました。一体、どういうこと?さっきはごちゃまぜに座るって言ってたのに。戸惑いながら私は指示された席に移動しました。 移動先のテーブルには英語の出来る中国人や韓国人の参加者たちが座っていました。その方たちもルールを手探りで確認しているようでした。さっきみたいに親切に教えてくれる人はいません。人に聞くのではなく自分で説明書を読んで理解しろ、という話なのですが、私もそこまで英語が堪能ではないので、読んで理解するのは酷なことでした。 思い切って、自分より少し詳しそうな隣の方に聞いたら、「説明書を読め。いいか?ここは特別な場所だ。そんなこともわからないでよく参加したな」と笑いながら言ってきて、すごく突き離されたような気持ちになりました。もちろんこれは英語で言われたので、この訳は自分の勝手な思い過ごしかもしれませんが・・・自分の言いたいことが伝わらない、聞きたいことが聞けない、相手の言っていることがわからない。ここで私は言語のコミュニケーションが出来ないことがこうも孤独なものなのか、と強い孤独感を味わいました。 そうこうしているうちに開会の挨拶が始まりました。当初の予定より多い1040人でギネス記録を達成した、というアナウンスが流れ、会場のヴォルテージは一気に上がりました。会場でウェーブが巻き起こり、私もそれに加わりましたが、内心はと言えば、ルールを理解していない不安ばかりが心を占めて素直に喜ぶ気持ちにはなれませんでした。最悪の場合、ルールが分かっていないことを理由に退場させられるのではないか?と一人冷や汗をかいていました。 いよいよゲームスタートの合図。私の心配をよそについに賽は投げられたのです。 その時、私の隣の先ほど冷たく笑ったはずの人が別人のように親切に私に色々と教えてくれました。なんだ、優しい人じゃないか。さっきの態度はなんだったんだ?とよく分からない気持ちになりました。 会場の電光掲示板にはサイコロの目と1分間を計るタイマーが表示されました。 サイコロが用意されていなかった理由がこれではっきりしました。要はコンピュータ上でサイコロが振られるので、個別に用意する必要がなかったということです。全体として同じ出目で対戦することで平等性を保つ狙いがあるのでしょう。 タイマーは次のサイコロが振られるまでのタイムリミット。その間に交渉したり、資源を交換したり出来るわけです。時間勝負なので焦ります。 私は片言の英語とジェスチャーを駆使しながら、何とかプレイすることが出来ました。いざゲームが始まってみると随分と周りの方々の態度が優しくなったように感じました。始まる前は冷たかったのになぜだろう。プレイするうちに私の気持ちも解放されて徐々に楽しむ余裕が出てきました。 私のプレイしたゲームシート。 イベント中の会場の様子。 溢れる熱気。 プレイすること2時間、25点を取った方がついに現われました!たまたま私の席の近くだったので思わず興奮してしまいました! イベントはその時点で終了となり、閉会の挨拶があって皆退場していきました。対戦相手とちゃんと礼をして別れる姿が多く見受けられたのですが、そこが清々しかったです。私も対戦相手にはきちんと笑顔で「サンキュー」と礼を言いました。 参加者には大会で遊んだゲームシートやカード、パーツ、鉛筆、それから限定グッズがプレゼントされました。かなりのレアなものなので嬉しくなりました。 お土産として大人気の「チョコレートカタン」。 私も買いましたが、このチョコレートを人にあげる時には、ルーレットを回してもらい、出たところのチョコレートをあげるようにしました(笑)ちなみにこれはこれで遊べるように作られています。 以上、「CATAN BIG GAME」体験記でした。 ゲーム一つでこんなにたくさんの人が一緒に熱くなれるってすごいことですよね! ゲームは国境を軽く超えてしまえるものなんだ、と感動しました。 文章 津村修二(つみきやスタッフ)

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